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鼻の病気

鼻の病気について

鼻は、顔の前に突き出た「外鼻」、鼻の穴から咽頭へ続く「鼻腔」、鼻腔を取り囲む空洞からなる「副鼻腔」から構成されており、体内に入る空気を暖め、湿気を与え、埃などの異物を取り除くだけでなく、匂いを感じる重要な器官です。

痛い、かゆい、鼻づまり、できもの、くしゃみや鼻水が止まらない、嗅覚障害など、鼻に違和感を覚えた際は、お気軽にご相談ください。当院では、丁寧な問診と診察、必要に応じて検査をしながら治療にあたります。


主な病気と症状

アレルギー性鼻炎(鼻アレルギー)

アレルギー性鼻炎は国民の20%以上いると言われるほど、身近な病気です。
スギ、ヒノキ、ブタクサなどの花粉やハウスダスト、ダニなど、アレルギー症状を引き起こす原因となる物質を吸入することで、くしゃみや鼻水、鼻づまりなどの症状が出ます。 花粉が原因で起こるアレルギー性鼻炎ではアレルギー性結膜炎を合併して、眼のかゆみ、流涙を来すことがあります。

急性鼻炎

一般的に「風邪」と言われるのは、主にウイルスによって起こる鼻、のど、気管に起こる急性炎症です。急性鼻炎とは、急性炎症が鼻の粘膜に起こった鼻風邪で、鼻水やくしゃみ、鼻づまりのほかに、多くの場合、鼻の痛みや咽頭痛、頭痛、発熱、全身のだるさ、食欲不振などをともないます。ひどくなると中耳炎や副鼻腔炎を起こすこともあります。

慢性鼻炎

急性鼻炎を繰り返したり長引かせたりすると、鼻炎が慢性化することがあります。鼻の粘膜が赤く腫れて鼻づまりが起こり、色のついた粘り気のある鼻水が長い間出ます。

急性副鼻腔炎

風邪の症状が出てから1週間ほど後、細菌感染が副鼻腔に起こり、発症します。膿のような鼻汁が出ることがあります。頬や目の奥の痛み、頭痛、頭の重たい感じ、発熱などを伴うこともあります。放置していると慢性化したり、極めて稀ながら、眼や脳まで侵されることがあります。

慢性副鼻腔炎

急性副鼻腔炎が治らずに慢性化した病状を慢性副鼻腔炎と言い、一般的に「蓄膿症(ちくのうしょう)」と呼ばれます。症状としては、膿のような鼻汁、鼻づまり、口呼吸、いびき、においがわからない、頭痛、頭重感などがあります。また鼻汁が後方ののどに落ちてのど違和感などののど症状を来すこともしばしば見受けられます。

鼻出血

一般的に「鼻血」と呼ばれる症状で、子どもに多い鼻の病気です。その原因として、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎、鼻風邪などがあります。これらの病気のために鼻の粘膜が荒れて出血したり、鼻水や鼻の痒みのため鼻をよく触って鼻の粘膜を傷つけ、出血したりします。
成人でも、子どもと同様にアレルギー性鼻炎、副鼻腔炎、鼻風邪などが原因になります。それに加えて鼻、副鼻腔のがんや、ワーファリン、アスピリンなど血液を固まりにくくする薬を飲んでいる方、白血病などの血液の病気、高血圧や肝臓病の方で鼻血が出やすくなります。
出血がなかなか止まらない場合や鼻血を繰り返す場合は、ご相談ください。