急性中耳炎、滲出性中耳炎、慢性中耳炎などがあります。お子さまに多い耳の病気です。小さなお子さんの場合、耳の痛みを訴えず、症状らしきものが発熱だけということもありますので、耳を気にしている様子が見られるときは、早めの受診をお勧めします。
耳かきのし過ぎや爪などで耳の穴に傷をつけてしまい炎症を起こした状態で、痛みやひどいかゆみを伴います。耳だれになることもあり、悪化すると難聴や耳閉塞感を伴うこともあります。
中耳炎の他に突発性難聴、老人性難聴などが原因になり、めまいや耳鳴を伴うこともあります。
外耳道に耳垢(みみあか)が詰まった状態です。耳垢自体は病気ではありませんが、耳垢が貯まりすぎたり、お風呂や水泳などで耳に水が入ったり耳垢が膨らんだり、耳掃除で耳垢を奥に押し込んでしまったりすると、耳閉感、難聴などが起こることがあります。
突然キーンと数秒間鳴っては消えていく耳鳴は、多くの人が経験があると思いますが、長時間続く耳鳴は、何らかの耳の病気が原因で起こっている場合があります。このよう場合は、当院までご相談ください。
アレルギー性鼻炎は国民の20%以上いると言われるほど、身近な病気です。 スギ、ヒノキ、ブタクサなどの花粉やハウスダスト、ダニなど、アレルギー症状を引き起こす原因となる物質を吸入することで、くしゃみや鼻水、鼻づまりなどの症状が出ます。 花粉が原因で起こるアレルギー性鼻炎ではアレルギー性結膜炎を合併して、眼のかゆみ、流涙を来すことがあります。
一般的に「風邪」と言われるのは、主にウイルスによって起こる鼻、のど、気管に起こる急性炎症です。急性鼻炎とは、急性炎症が鼻の粘膜に起こった鼻風邪で、鼻水やくしゃみ、鼻づまりのほかに、多くの場合、鼻の痛みや咽頭痛、頭痛、発熱、全身のだるさ、食欲不振などをともないます。ひどくなると中耳炎や副鼻腔炎を起こすこともあります。
急性鼻炎を繰り返したり長引かせたりすると、鼻炎が慢性化することがあります。鼻の粘膜が赤く腫れて鼻づまりが起こり、色のついた粘り気のある鼻水が長い間出ます。
風邪の症状が出てから1週間ほど後、細菌感染が副鼻腔に起こり、発症します。膿のような鼻汁が出ることがあります。頬や目の奥の痛み、頭痛、頭の重たい感じ、発熱などを伴うこともあります。放置していると慢性化したり、極めて稀ながら、眼や脳まで侵されることがあります。
急性副鼻腔炎が治らずに慢性化した病状を慢性副鼻腔炎と言い、一般的に「蓄膿症(ちくのうしょう)」と呼ばれます。症状としては、膿のような鼻汁、鼻づまり、口呼吸、いびき、においがわからない、頭痛、頭重感などがあります。また鼻汁が後方ののどに落ちてのど違和感などののど症状を来すこともしばしば見受けられます。
一般的に「鼻血」と呼ばれる症状で、子どもに多い鼻の病気です。その原因として、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎、鼻風邪などがあります。これらの病気のために鼻の粘膜が荒れて出血したり、鼻水や鼻の痒みのため鼻をよく触って鼻の粘膜を傷つけ、出血したりします。 成人でも、子どもと同様にアレルギー性鼻炎、副鼻腔炎、鼻風邪などが原因になります。それに加えて鼻、副鼻腔のがんや、ワーファリン、アスピリンなど血液を固まりにくくする薬を飲んでいる方、白血病などの血液の病気、高血圧や肝臓病の方で鼻血が出やすくなります。 出血がなかなか止まらない場合や鼻血を繰り返す場合は、ご相談ください。
ハウスダスト・ダニ・ペットの毛のように原因となる物質が一年中存在し、症状も一年中続く。
別名、花粉症とも呼び、春先からの植物の花粉が原因でアレルギー症状を 起こし、花粉が飛ばない時期になると症状は治まる。
・インフルエンザワクチン
・肺炎球菌ワクチン